授業の流れ
学習・教材資料
今まで漠然と取り組んできた清掃活動を記号化・可視化し、手順を考える活動を通して、より効率的な活動にすることを目指すとともに、プログラミング的思考を育むことができる実践。
配布プリント
ソフトウェア・教材等
Jamboard(Google Workspace)
プログラミング教育のねらい
・掃除の一連の動きを一つ一つの動きに分割して表すことの良さに気づく。(資質能力体系表 1ウ①)
・より効率よく正確に掃除するために必要な手順の適切な組み合わせを、友達と協力しながら考えることができる。(資質能力体系表 2イ①)
学習指導案
【単元の流れ】※( )内の数字は時間数
【本時の学習】(3/4時間)
※マウスポインターを近づけると授業のポイントが現れます
単元計画
1 学級掃除をふり返ろう。(1)
・自分達の掃除の様子を写真でふり返り、課題を見つける。2 学級掃除をよくする手順を考えよう。(2)
・掃除の作業(掃き掃除・拭き掃除)の一連の動きを一つ一つの動きに分割し、一つ一つの動きをJamboardの付箋機能を使ってカード化する。3 もっと学級掃除をよくしよう。(1)
・手順を検証し、さらによい手順がないかを考える。学習活動
導入
1 本時の活動内容を知り、めあてをつかむ。
・前時にJamboardの付箋機能を使ってカード化した動きを組み合わせ、より効率よく正確に掃除を行う手順を考えるという本時の活動の見通しを持つ。
展開
2 掃除の手順の組み合わせを考える。
・掃き掃除と拭き掃除に分けてJamboardの付箋を使って手順を考える。
・掃き掃除と拭き掃除を関係づけて手順を考える。
3 考えた手順で学級掃除を行う。
・手順を確かめながら掃除を実行する。
振り返り
4 本時の活動をふり返る。
・Googleフォームに入力する。
児童生徒の活動
作成したプログラム・児童の作品
活動の様子
授業後の児童の感想
振り返りワークシートより
・みんなで協力することができました。
・みんなで並んでふく方がきれいにふくことができました。
・自分は思いつかなかったような事が色々わかったし、並んでふけばいい事がわかりました。
授業者の声
清掃の作業手順を可視化することで、児童は見通しをもって問題解決にあたることができました。
本学習で行った一連の動きを一つ一つの動きに分割し、手順の適切な組み合わせを考えるような思考は汎用性があり、日常の様々な場面で生きて働くものだと考えることができます。
通常学級・特別支援学級に関わらず行うことができる学習活動なので、ぜひ、実践してみていただきたいです。
豊岡市立八条小学校 山根 啓樹